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あたしは誰より良く知ってる。 想像とかじゃなくって、自分の持つ傷として。 「神様なんて居ない」 だけどね。 * その先にあるもの 〜 答え 〜 * あたしは知ったの。 この眼で、この肌で、あたしの全てで。 神様は居ない。 その代わりに「死神は存在する」って。 あたしは鼻歌を歌いながら鏡を覗き込んだ。 いつものあたしとは全く違う、でも間違いなくあたし自身で。 今では逆に珍しい、まっすぐに切り揃えられた真っ黒な髪。 流行をそのまま何処かに忘れてきたみたいな、そんな姿。 でも、「あのヒト」に逢うためならどんな犠牲を払っても構わない。 あのヒトは、あたしの神様。 願い続けたことを、叶えてくれたヒト。 あたしの無念を、願いを叶えてくれたヒト。 死神と出会い、瞳を手に入れた。 あのヒトの役に立ちたくて、あのヒトの傍に居たくて。 きっとあのヒトには理由があって、瞳を使って「L」を殺せない。 願いを叶えてくれたあのヒトの敵は、あたしの敵。 あたしを絶望の淵から救ってくれたあのヒトを「L」は悪だと断言した。 「キラ」を悪だと決め付けた。 それだけでもう十分な理由だよね。 あたしは「キラ」のために生きたい。 神様なんて居ない。 あのヒトだけが暗闇からあたしを助け出してくれた。 警察やあたしのファンだって結局何もしてくれなかったのに。 心の底から願った思いを、あのヒトは叶えてくれた。 そんなあたしの気持ちも知らずに、挑発する「L」に殺意さえ覚えた。 両親を殺した殺人犯よりも、深く深く。 結局貴方だって、あたし一人でさえ救えないのに。 貴方に「キラ」を批判することは出来ないよ。 本当なら、そこで全ては終わり。 感謝するだけで終わりだったはずだけど。 あたしはあたしを想ってくれた死神によってあのヒトに逢うチャンスを得たの。 やっぱり神様は何処にも居なくて、死神だけがこの世界を救えるの。 そう考えることの何処がおかしいの? あたしは利用されるだけでも構わない。 復讐を願い続け、それ以外何も考えられなかったあたしに、唯一光をくれたあのヒトだから。 ねぇ、キラ? アナタの役に立てるなら。 あたしは何だってしてあげる。 それが、あたしの命と引き換えだとしても。 『だって…アナタは…あたしの……神様なんだもん』 END |
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